「中小企業診断士試験ってどんなルール?」
「科目合格ってどういう仕組み?」
中小企業診断士試験は一見シンプルに見えて、実はとても複雑です。
だからこそ、ルールを早めに知ることが合格への第一歩 になります。
なぜなら、ルールを理解すれば「自分に合った勉強戦略」を立てられるからです。
特に、
- 仕事で毎日忙しいサラリーマン
- 育児や介護と両立して勉強する人
- 学業と両立して資格取得を目指す学生
こうした“時間が限られた社会人”にとって、ルールを知っているかどうかが合否を分けます。
この記事では、診断士試験のルールを 日本一わかりやすく解説 し、さらに「科目合格制度を活用した賢い戦略」も紹介します。
読み終えたときには、診断士試験の全体像がクリアになり、あなたが取るべき最短ルートがはっきり見えるはずです。
中小企業診断士試験の全体像
中小企業診断士試験は全社会人にとって挑戦しがいのある、国家資格です。
初めて受験する方には複雑に見えますが、全体像を理解することで戦略的に勉強を進められます。
試験は、「一次試験」と「二次試験」に分かれます。
一次試験合格者のみ二次試験の受験ができ、二次試験合格で資格取得となります。
- 形式:マークシート方式
- 科目:7科目(経済学、財務会計、経営法務、運営管理、経営情報システム、中小企業経営・政策)
- 合格基準:総合得点が60%以上かつ40%未満の科目が1科目もなし
- 試験日程:例年8月上旬
- 受験資格:誰でも受験可能
- 受験料:14,500円(税込)
簡単に言えば、7科目合計で420点以上を取れば合格。
ただし、1科目でも40点を下回ってはいけない。という形です。
合格点を下回ってしまった場合は、60点を超えた科目について科目合格制度があります。
科目合格制度とは、60点以上を取った科目について、翌年その科目を免除できるというものです。
少しわかりにくいと思うので、後ほど事例を踏まえて詳しく説明します。
- 形式:筆記(4事例)+口述(4〜5問)
- 科目(筆記):4科目(組織・人事、マーケティング・流通、生産・技術、財務・会計)
- 科目(口述):中小企業の経営課題に対する質問に口頭で答える形式
- 合格基準:総合得点60%以上かつ40%未満の科目が1科目もなし
- 試験日程:例年10月下旬(筆記)/12月中旬(口述)
- 受験資格:一次試験合格者
- 受験料:17,800円(税込)
二次試験は、「筆記試験」と「口述試験」の2つがあります。
筆記試験の合格ラインは4科目合計で240点以上、つまり全体の60%以上です。
口述試験は、筆記試験合格者のみが受験可能です。
試験時間は約10分で、筆記試験の内容を理解していればほぼ全員が合格します。(合格率99%以上)
一次試験の科目合格制度とは?
中小企業診断士試験で受験生を悩ませるのが、一次試験の「科目合格制度」です。
一見ややこしい仕組みですが、正しく理解して活用すれば、忙しい社会人にはむしろ武器になります。
科目合格制度とは、一次試験において 一度に7科目すべて合格できなくても、基準を満たした科目については翌年以降免除になる仕組み です。
ただし有効期間は 合格年度を含めて3年間。
翌年・翌々年までは免除されますが、それ以降は受験し直しになる点は注意が必要です。

言葉で説明してもよくわからないと思いますので、実際の事例を紹介します。
事例紹介
- 経済学→50点
- 企業経営理論→70点
- 財務会計→40点
- 経営法務→80点
- 運営管理→65点
- 経営情報システム→55点
- 中小企業経営・政策→70点
- 合計得点→430点

上記の場合は、「全体得点の60%以上かつ40%未満の科目なし」のため、一次試験合格となります。
- 経済学→60点(合格)
- 企業経営理論→30点(不合格)
- 財務会計→90点(合格)
- 経営法務→50点(不合格)
- 運営管理→70点(合格)
- 経営情報システム→50点(不合格)
- 中小企業経営・政策→80点(合格)
- 合計得点→430点

事例①と同じ合計得点ですが、企業経営理論が40%未満のため、一次試験は不合格です。ただし、60点を超えている4科目は科目合格。翌年は不合格だった3科目のみ受験すればOKです。
- 経済学→20点(不合格)
- 企業経営理論→10点(不合格)
- 財務会計→30点(不合格)
- 経営法務→10点(不合格)
- 運営管理→70点(合格)
- 経営情報システム→60点(合格)
- 中小企業経営・政策→80点(合格)
- 合計得点→280点

合計得点は60%未満のため、一次試験は不合格。
ただし、60%を超えている3科目は科目合格となり、翌年は不合格だった4科目のみ受験すればOKです。
科目合格制度のメリット
忙しい方にとって科目合格制度は大きな味方です。
- 学習負担を分散できる
- 1年目に得意科目を狙い、2年目に苦手科目へ集中できる
- 「部分的な合格」が残るので努力が無駄にならない
などのメリットがあります。
ただし、「有効期間が3年」「モチベーション低下」などのリスクがあるため、ダラダラ続けるのは危険。
2〜3年以内の突破を目安にするのが現実的です。

次の章では、僕自身の経験を踏まえて、科目合格制度を戦略的にどのように使うかを具体的に紹介します!
これから学習を始める方には必ず役立つ内容です。
忙しい社会人のための具体的戦略
「毎日仕事で疲れて、勉強時間があまり取れない、、、」
「7科目も一度に合格するなんて無理だ、、、」
中小企業診断士を目指す社会人の多くが、このような悩みを抱えています。
実際、僕自身も同じ壁にぶつかりました。
そんな時、合格への道を大きく広げてくれるのが「科目合格制度」です。
最大3年間有効なこの制度を賢く使えば、忙しい社会人でも十分合格を目指せます。
本章では、
- 具体的な戦略パターンの紹介
- 僕が実際にとった戦略と振り返り
- 忙しい社会人にオススメの戦略
をわかりやすく解説します。

実際に受験した僕だからこそお伝えできることがあると思います。
これから勉強する方には必ず役立つ内容です!
戦略パターン例
【概要】
- 科目合格制度を使わず、1度の試験で7科目全て合格を狙う戦略
【メリット】
- 合格までの期間が最短
- 得意科目の高得点で、苦手科目の低得点をカバーできる(例えば、60点未満の科目があっても、合計420点で一次試験突破となる)
【デメリット】
- 7科目同時学習の負担が重い
- 学習が分散するため、科目合格も取れない可能性がある(例えば、全ての科目でそれぞれ58点だと科目合格が1つも取れない)
【向いている人】
- 勉強時間を十分に確保できる人
- リスクをとっても、1発勝負で決めたい人
【概要】
- 1年目で4科目、2年目で3科目勉強し、2年かけて一次試験を突破する戦略
- 1年目は4科目でそれぞれ60点以上、3科目は0点でOK
- 2年目で残り3科目に合格し、一次試験突破するという戦略
【メリット】
- 年ごとに少ない科目で勝負できるため、1科目により集中して勉強できる
- 「超短期集中型戦略」と異なり、学習負担を軽減できる
【デメリット】
- 1年目で予定していた合格が掴めないと、2年目に受験する科目が多くなる
【向いている人】
- 社会人、育児・介護中など勉強時間があまり取れない人
【概要】
- 科目合格の有効期間を最大限に活用し、3年かけて一次試験突破を目指す戦略
- 1年目3科目、2年目2科目、3年目2科目に集中して勉強する戦略
【メリット】
- 2年計画よりもゆとりを持った勉強ができる
- 「2年計画・バランス型」よりも、学習負担を軽減できる
【デメリット】
- 3年目は残りの科目に必ず合格しないと、1年目に合格した科目の有効期間が切れる(来年、該当科目は再度受験しないといけない)
【向いている人】
- とにかく、1年ごとの勉強量を減らしたい人
- 社会人、育児・介護中で勉強時間がほとんど取れない人
【概要】
- ②2年計画・バランス型、③3年計画・じっくり型を選んだ場合に、1年目に苦手科目を受験する戦略
【メリット】
- 先に苦手科目に合格することで後が楽になる
【デメリット】
- 合格できなかった場合、2年目の科目数が多くなる
【概要】
- ②2年計画・バランス型、③3年計画・じっくり型を選んだ場合に、1年目に得意科目を受験する戦略
【メリット】
- 1年目に科目合格できる可能性が高い
【デメリット】
- 2年目以降に苦手科目が回るため、合格できなかった場合、1年目科目合格の有効期間が切れる
僕が一次試験でとった戦略と振り返り

色々な戦略があるけど、どの戦略が良いんだろう??

僕がとった戦略は、「①超短期集中型+⑤得意科目先行型」の組み合わせだよ!
ワンチャン1発合格を狙いつつ、得意科目は必ず科目合格をとる戦略です。
説明しても分かりにくいと思いますので、実例でお伝えします。
僕の「目標配点」と「実際の結果」です。
- 経済学:60点
- 企業経営理論:70点
- 財務会計:80点
- 経営法務:60点
- 運営管理:50点
- 経営情報システム:40点
- 中小企業経営・政策:60点
- 合計得点:420点(全体の60%)
- 経済学:56点
- 企業経営理論:62点(科目合格)
- 財務会計:68点(科目合格)
- 経営法務:64点(科目合格)
- 運営管理:52点
- 経営情報システム:40点
- 中小企業経営・政策:61点(科目合格)
- 合計:403点(全体の57%)
得意科目の財務会計、企業経営理論は重点的に勉強し、得点源にする。科目合格は必ず取る。
経済学、経営法務、中小企業経営・政策はある程度の勉強で60点を目指す。科目合格は取れたらラッキーくらい。
運営管理、経営情報システムは優先度を落とし、足切りにならないようにする。科目合格は落としてもOK。

科目ごとに強弱をつけて勉強することがポイント!!
この戦略のメリットは以下の通り。
- 最低限の勉強でワンチャン1発合格が目指せる
- 科目ごとに強弱をつけることで、重点科目は科目合格できる
- 全ての科目で科目合格も取れないという最悪の状況は避けられる
この戦略のデメリットは以下の通り。
- 苦手科目も多少なりとも勉強する必要がある
- 全科目最低限の勉強が必要であり負担が重い
僕は1発合格の計画を立てていましたが、残念ながら叶いませんでした。
しかし、4科目は科目合格が取れたため、来年は3科目のみ受験となりました。
1発合格とならなかった原因は、下記のとおりです。
- 得意科目の財務会計・企業経営理論で目標得点が取れなかった
- 経済学で科目合格となる60点を下回ってしまった
しかし、下記の点は良かったです。
- 得意科目2科目は予定通り、科目合格を取れた
- 科目合格取れたらラッキーの4科目中、2科目の科目合格ができた
オススメの戦略

以上を踏まえて、僕は「①超短期集中型+⑤得意科目先行型」の戦略をオススメします。
- 科目ごとに強弱をつけることで勉強負担を最小にしつつ、1発合格を目指せる
- 最低限、重点科目の科目合格は狙える
- 非重点科目でも難易度が易化することで、ラッキー合格が取れる可能性がある
そして、この戦略が向いている人は、
- 平日は数時間程度の勉強時間しか取れない社会人
- 学業や部活動と両立して勉強している学生
- 1発合格は狙いつつ、最低限の科目合格は確保したい人
- 得意科目を活かして効率的に得点したい人
勉強量を最小化しながら、合格可能性を最大化できるため、忙しい人には最適です。
ただし、忙しい社会人がこの戦略を取るには効率的な勉強が不可欠です。
正直、独学は全くオススメできません。
次の章では効率的に勉強でき、なおかつ価格も安価である講座をお伝えします。

実際、僕もその講座を利用し、半年間で4科目合格することができました。
効率的に科目合格を狙うには通信講座の活用が必須
忙しい社会人が最短時間で合格を目指すには、通信講座の活用が必須 です。
僕自身、最初は独学を考えていましたが、実際にはアガルートの通信講座を使って 半年で4科目合格 を達成できました。
独学が難しい理由
最初は僕も独学で勉強できないか模索していました。
理由は講座の受講料が高かったからです。
しかし、今思えば独学で突き進まなくて、大正解だったなと思います。

中小企業診断士試験は、一次試験だけで7科目のボリューム。
一般的には、1,000時間以上の勉強が必要と言われています。
仮に独学で進めると、次のような壁にぶつかりやすいです。
- 不要な範囲にまで広げて勉強してしまう
- 重要論点がわからず、頻出問題を落とす
- 最新の試験傾向に対応しづらい
- 疑問点が解決できず、理解が中途半端になる
特に社会人など忙しい人の場合、勉強時間が限られているため、効率的な学習計画が不可欠です。
通信講座を使う3つのメリット
そこでオススメなのが「通信講座」の活用です。
僕が使って実感したメリットは次の3つです。
1. 重要論点に絞った効率的なカリキュラム
出題頻度が高い分野を優先して学べるため、最短ルートで得点力を高められます。
2. 動画講義で短時間でも理解が進む
独学だと時間がかかる内容も、講師の解説でスムーズに理解できます。
3. 最新の試験傾向に対応
改正論点や新傾向もカリキュラムに反映されるので、古い知識に頼らずに済みます。

いざ、通信講座を探すと、色々な講座があり、どれにするか迷ってしまうと思います。次の章では、オススメの通信講座を紹介します。
通信講座はアガルートがオススメ
数ある通信講座の中で、僕が選んだのは アガルート です。
実際に受講してみて、アガルートは忙しい人に特におすすめできる講座だと確信しています。
実際僕も働きながら、半年間で4科目合格を果たしました。
アガルート講座のメリットは以下の通りです。
- 全国平均を大きく上回る合格率
1次試験合格率:全国平均27.50% → アガルート生 40.91%(約1.5倍)
2次試験合格率:全国平均18.67% → アガルート生 56.25%(約3倍)
- 価格が安価
最安ではないものの、TACなどの大手と比較すると圧倒的にリーズナブル。
コストを抑えて本格的な学習ができます。
- 完全オンライン完結
アガルート中小企業診断士講座は完全オンライン完結。
講義動画、テキスト、過去問集まで全てオンラインで利用可能。
テキスト、問題集は紙でも届きますが、外出先や電車でも気軽に見られるのは非常にありがたいです。
- 講義時間が短時間で区切られている
アガルートの講義動画は1本あたり、5分〜30分と短時間。
これが、通勤中や移動時間などの隙間時間にはぴったり。
1本の動画を視聴するハードルが下がるため、勉強に向かうハードルも低くなりました。
- 講師陣の質が高い
科目ごとに講師が分かれており、それぞれに強い科目を担当しています。
特に、教材を読んだだけではわからない部分の理解に役立ちました。
また、膨大な範囲を短時間でわかりやすく解説してくれ、効率的な学習に役立ちました。
- 教材が見やすく情報が整理されている
中小企業診断士試験の範囲は広く、全てを教材に網羅することは現実的に不可能です。
アガルートでは学ぶべき論点が整理されており、合格点は必ず取れる設計になっています。

多く書き過ぎてしまいましたが、この他にもたくさんのメリットがありますので、列挙しておきます。
- 専用アプリあり
- 講義動画の倍速視聴が可能
- 講義動画のダウンロードが可能(オフライン再生可能)
- 自分のペースで進められる
- カリキュラムが効率的に設計
- 過去問、模試、添削が充実
- 質問サポートが手厚い
- モチベーション維持の仕組み
このように、アガルート中小企業診断士講座を利用すれば、忙しい人でも効率的に勉強することができ、合格が一気に近づきます。
「効率的に合格を狙いたい」
「忙しくて時間がない中で勉強する」
「独学では不安」
「価格をなるべく抑えた講座にしたい」
という方には最もオススメの講座です。
まとめ:中小企業診断士試験は「戦略×通信講座」で合格が近づく
中小企業診断士試験は、闇雲に勉強時間を増やすよりも、「試験のルールを理解して、効率的に勉強し、合格戦略を立てること」が圧倒的に大切です。
- 科目合格制度をうまく活用する
- 得意科目・苦手科目を見極めて、戦略的に勉強する
- 過去問や出題傾向を分析し、効率よく得点源を作る
これらを意識することで、合格までの距離がグッと縮まります。
そして、限られた時間で効率的に学習するならば、通信講座の活用は必須です。
僕自身も、アガルートを使ったことで、効率的に勉強できました。
中小企業診断士試験は、「戦略 × 通信講座」を意識することが、合格への近道です。
まずは自分に合った勉強法と教材を選び、戦略を立て、最短ルートで合格を目指しましょう。
心から応援しています!!

